赤道も暑すぎず北極も寒すぎず(南北熱輸送1)
熱帯は暑いけれど人は住めるし、シベリアも寒いけれど何とか人は住んでいます。 何とかなるのは地球が低緯度の熱を高緯度に運んでいるからです。こ...
熱帯は暑いけれど人は住めるし、シベリアも寒いけれど何とか人は住んでいます。 何とかなるのは地球が低緯度の熱を高緯度に運んでいるからです。こ...
降水過程の基本要素は水分子、温度、エアロゾルです。今回は降水過程に関係する水分子の種類を整理してみます。 さらに飽和とは何かについても考え...
冷たい雲から降る雨を冷たい雨といいます。 冷たい雲には0℃以下のところがあり、雲粒に氷晶という氷の粒が含まれています。 氷晶が成長して雪や...
前回の記事でさらっと触れた暖かい雨と冷たい雨とは何でしょうか?その2つでは降水までのプロセスが異なります。暖かい雨の方が単純で分かりやすい...
どうやって雲ができて雨が降るか・・が降水過程で学ぶことです。でも、テキストには聞きなれない単語、過冷却水滴、エアロゾル、終端速度、暖かい雨...
対流圏と違って中層大気では夏半球・冬半球という分け方で気温の分布を示します。この分布によって風も夏半球・冬半球で特徴的な性質を示すようにな...
成層圏と中間圏を合わせて中層大気といいます。気象現象のほとんどは対流圏で起きますが、中層大気で生じる現象も大きく関わってきます。今回は対流...
今回のテーマは、オゾン層の高度を決める要素は何か?オゾン層より成層圏界面で気温が最も高くなるのはなぜか?そしてオゾンの輸送についてです。 ...
大気が必要な理由の一つは生物にとって有害な紫外線を防ぐというものです。 その方法は光電離と光解離という現象でオゾンの生成・消滅にも関わって...
大気は生物が生きていくために絶対必要なものです。そして、気象の3要素の一つです。 これからしばらく地球大気の構成、構造、循環について学び、...
澄み切った青空と真白な雲、雨上がりの虹、どれも光が空に描いた芸術、私はそう感じています。 ということで(?)今回は太陽光の散乱などによって...
地球が生命にとって一番気持ちいい温度になるためには温室効果なるものが必要です。 前回は大気の熱収支を考えましたが、今回 放射収支の視点から...
地球の平均気温が -18℃ というのは相当 酷ですね。でも大気のおかげで随分暖かくなります。 今回は熱の収入(太陽放射)と支出(地球放射)...
ここでは黒体に関する法則を利用して地球の温度を計算します。 放射平衡状態では地球は極端に暑くも寒くもならずに済んでいます。 そこに大気の影...
地球の温度が極端にならないためには地球に入るエネルギーと出ていくエネルギーのつり合いが保たれていなければなりません。 カギとなるのは黒体の...
太陽から一方的に放射を受け続けると地球は暑くなる一方です。でもご安心ください。地球からも同じだけ放射が出ています。 でも、どちらの放射にも...
放射の分野で学ぶことの意味と流れを紹介します。 1.放射と生命と気象 太陽エネルギーは生物が生きていくために不可欠です。 また、様々...
ここからは黒体という怪しげな物の意味と、黒体である太陽と地球の放射にかかわる法則についての基本を考えます。 0.放射に関する法則の要...
今回のテーマは太陽高度角にかかわる3つの要素と南中高度角、赤緯についてです。 前回の記事では次の2つを取り上げました。 A 地球全体が受け...
ここでは地球全体として受ける太陽放射の強さに何が関係しているかについて考察します。 次いで地表面が受ける放射強度の求め方の基本を学びます。...