偏西風、低気圧に寄り道(傾圧不安定波1)
傾圧不安定波と温帯低気圧はセットになっているので、まずはその二つの構造を視覚でがっちりつかめるようイメージ図を作りました。 傾圧不安定波が...
傾圧不安定波と温帯低気圧はセットになっているので、まずはその二つの構造を視覚でがっちりつかめるようイメージ図を作りました。 傾圧不安定波が...
波打つ風(プラネタリー波、傾圧不安定波)と反転する風(モンスーン、海陸風、山谷風)はかなり似ていて、でもちょっとずつ違っていて面白いので一つ...
アジアモンスーンの兄弟がプラネタリー波ならば、海陸風はモンスーンの孫みたいなものです。 風向きが一定のサイクルで正反対になるという性格、「...
偏西風波動とモンスーンの共通点、相違点を表で表しました。 前回の記事を読んでくださったなら、ぱっと見て分かると思いますが、少し説明を加えま...
大地と海と高大な山がプラネタリー波とアジアモンスーンという2つの惑星規模の大気運動を作り出していた・・・ 見た目は違うけど同じ親から生まれ...
寒帯前線とジェット気流を合わせた言葉って何? 前回の記事の図で対流圏の顕著なジェット気流として寒帯前線ジェット気流と亜熱帯ジェット気流があ...
大規模な大気循環の目的は熱輸送にあるということを思い出した上で、今回は3種類の大規模循環がどのように熱輸送をするのかに主眼を置いてイメージ図...
~帯は5つ覚えれば大丈夫! 大気の大循環について学ぶと地球を「~風帯」や「~圧帯」で分類している図が出てきます。今回の図はそれを非常に大...
前回のブログで地球規模の大気運動としてハドレー循環と貿易風があることを書きました。 ハドレー循環は南北方向と鉛直方向、貿易風は東西方向に着...
大気の運動で欠かせないのは風です。というかほとんど風です。 風は3次元で動いていますが、特に南北方向と東西方向という2つの要素に着目すると...
赤道の熱を北極と南極におすそ分け、というのが南北方向の熱輸送です。 (熱輸送については最新の記事「赤道も暑すぎず北極も寒すぎず(南北熱輸送1...
今回から大規模な大気の運動に移ります。 最初に大気の運動のスケールをまとめます。 上記の図は様々な大気運動の水平スケールと時間スケー...
蛇行に暴走 → 運転じゃなくて風のことです。 渦度(ここでは相対渦度)が生じる原因については前回、簡単に取り上げましたが、もう少し付け加え...
渦度(うずど)とは何か?漢字で予想がつくと思いますが、定義を紹介します。 「風の回転成分」 ~「気象学のキホンがよ~くわかる本」 「大気...
前回の記事で、発散、収束、それに渦度を一つの図にまとめるという大胆な事をしましたが、ここからは一つ一つ地道に取り上げていきます。 負の...
大まかにいってこんなイメージです。 ひとまず「~風」に別れを告げて、ここからは大気の動きの別の面として、発散、収束、渦度を取り上げていきま...
前回の記事で最後に挙げましたが、温度風は温度移流を知るのに役立ちます。 温度移流とは「風によって温度の異なる空気が移流すること」(「気象予...
上層の気圧場 - 下層の気圧場 = 温度場 かなり乱暴な表現で正確ではないかもしれませんが、温度風の理解に役立つと思っています。 今回は...
下層と上層とで地衡風の強さと向きが違うのは、温度分布(温度場)が地衡風に及ぼす影響力が下層では弱く上層では強いからです。 前回に引き続...
温度風はなぜ「温度」の「風」と書くのか その訳と温度風の成立ちについて順次考えてみます。 下層の地衡風と上空の地衡風とで向きや強さが違...