寒帯前線ジェット気流

ジェット気流と前線帯

寒帯前線とジェット気流を合わせた言葉って何?

前回の記事の図で対流圏の顕著なジェット気流として寒帯前線ジェット気流と亜熱帯ジェット気流があることを示しました。

今回はそれぞれの言葉の定義と特徴をまとめながら寒帯前線ジェット気流を考えていきます。

上記図は縦を高度、横を南北方向とした大気の鉛直構造を表しています。

1.ジェット気流

 ⇒ 偏西風帯における風速の極大域

(A) 亜熱帯ジェット気流(Js)

● ハドレー循環フェレル循環の境にある

● 蛇行が小さくほぼ定常的に存在

● 高度は12km以上(200hPa付近)

● 冬に強く吹く

● 夏には北緯50度以北に位置し、不明瞭になることが多い

(B) 寒帯前線ジェット気流(Jp)

● 寒帯前線帯の移動に対応する

● 中緯度の低気圧の発生と関係が深い

● 時期的・空間的に変化が大きく蛇行が顕著

● 水平温度傾度が大きく、特に冬に著しくなる

● 出現高度  冬・・ 約 6~8km

2.前線帯

 ⇒ 水平方向に温度傾度が特に大きくなっている領域

上記図では例として-45℃ の線を紺色で示しました。前線帯に差し掛かると急激に温度が変化します。(温度と高度はイメージです)

前線帯の意味をもう少し感覚的に言うと

 ⇒ 温度が異なる空気がぶつかり合う境目の地帯

(A) 亜熱帯前線帯

● 上層のみ

(B) 寒帯前線帯

● 上層から下層まであり、前線帯の暖気側(前線面)が地表に達するラインが前線

● 雲が発生しやすい

天気予報の解説で気象予報士がよく言っている「偏西風の蛇行」とは つまり、寒帯前線ジェット気流の蛇行のことなんですね。

寒帯前線ジェット気流と温帯低気圧の関係はまたの機会に・・難しいので

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