大気の大循環 ~帯をまとめました

大気大循環のモデル図

~帯は5つ覚えれば大丈夫! 

大気の大循環について学ぶと地球を「~風帯」や「~圧帯」で分類している図が出てきます。今回の図はそれを非常に大雑把にまとめたものです。

大気の大循環という場合、ハドレー循環、フェレル循環、極循環の3つが挙げられます。

どれも立体的に、つまり3次元で動いています。東西方向、南北方向、鉛直方向の3つです。

この3つの次元のどこに着目するかによって、以下のように「~帯」の呼び方が決められています。(以下北半球として説明します)

1.ハドレー循環

◆ 鉛直方向の大気の流れ

赤道付近・・暖められた空気が上昇気流となり地上の気圧は低くなります。この低圧部が赤道低圧帯です。

北緯30度付近・・上空での南からの風が下降気流となり、地上の気圧は高くなります。この高圧部が亜熱帯高圧帯です。

◆ 東西方向の大気の流れ

前回の記事でも扱いましたがハドレー循環では上空では南西の風、地上・海上では北東の風が吹きます。この北東風を北東貿易風と呼びます。この東寄りの風が吹くところが偏東風帯です。

2.極循環

◆ 鉛直方向の大気の流れ

北極付近・・寒冷な空気が下降気流となり、地上の気圧は高くなります。

北緯60度付近・・北極からの寒気が上昇気流となるため地上の気圧は低くなります。

極循環に関しては高圧帯、低圧帯という呼び方は普通しないようです。

◆ 東西方向の大気の流れ

ハドレー循環と同様、地上・海上では北東の風が吹きます。ここが極偏東風帯です。

大気大循環のモデル図

3.フェレル循環

◆ 東西方向の風の流れ

亜熱帯高圧帯と極偏東風帯に挟まれたところでは西寄りの風である偏西風が吹いています。ここが偏西風帯です。

偏西風は上空に行くほど強くなり、特に強い風の流れがジェット気流です。

主だったジェット気流は2つあり、ハドレー循環との境で吹いているものが亜熱帯ジェット気流です。

偏西風帯の北部では寒帯前線ジェット気流が吹いています。こちらは蛇行していて位置の変化が激しいです。

トップの図に地上付近の風の流れを加えたのが次の図です。偏西風(寒帯前線ジェット気流)の蛇行も表しました。

大気の循環と風

ということで大規模な大気の循環により地上・海上は5つの地域に分けられています。

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