台風と寒冷渦が合体した?(2018年台風12号)

台風(熱帯低気圧)と寒冷渦(寒冷低気圧)が合体することなんてアリ?

台風12号ならやりかねません。

寒冷渦の周りをぐるっと西進した台風12号ですが、とうとう九州で南に方向を変えました。

そこで近づいてきた寒冷渦と合体した、というのが気象予報士の森さんの説(?)です。

以下、TBSテレビ「ひるおび」の中で気象予報士の森朗氏が解説した内容を基に説明します。例によってイメージ図を参考にしてください。

1.寒冷渦が本州の南海上にあります。寒冷渦は上空の低気圧(寒冷低気圧)です。

2.台風12号は強い勢力のまま紀伊半島へと向かいました。強いわけですから、積乱雲も背が高く、背の高い渦巻きと言えます。

3.台風12号は上陸後さらに西に進み、中国地方、九州北部へと進みます。

4.台風12号は陸地を通ったたため、次第に勢力が衰えていきます。そのためだんだん背の低い渦巻きになっていきます。

背の低い渦巻きが何を意味しているのか森さんの説明ではよく分からなかったのですが、背の高い積乱雲が少なくなっていったという意味でしょうか。

5.台風12号は九州北部で向きを南に変えます。

6.寒冷渦も西に進み九州南部に近づきます。

7.九州の南海上で寒冷渦の渦巻きと台風の渦巻きが合体します。

この頃には寒冷渦も台風12号も勢いが弱くなっていたのでしょう。強ければ互いに反発するでしょうから。

一つになった渦巻きは、上空高いところは寒冷渦の渦巻き、その下に台風の渦巻き、という形になります。

台風も寒冷渦も反時計回りの風が吹いていますから、合わさってもおかしくないと考えられます。

熱帯の空気を持つ台風と冷たい空気を持つ寒冷渦が合わさるとどうなるんですか?という司会の恵さんの突っ込みに、森さんは「ただの渦巻き」「ちょっと寒冷」とかわしていました。

この後、合体した渦巻き(地上天気図では台風)は九州の南でウロウロしながら最終的に中国大陸に向かう予想になっています。

台風12号は最後まで変わり者のままです。