三浦半島だけ波高し(2018年1月24日)

強烈寒波到来で日本海側は勿論大荒れですが、太平洋側各地にも波浪注意報が発令されています。

その中で唯一波浪警報が出ているのが神奈川県の三浦半島 だけ!

(注意報も出ていないのは宮崎県)(2018年1月24日昼過ぎの時点で)

不思議な気がします。神奈川周辺でも、もっと太平洋に突き出している房総半島や伊豆半島も注意報止まりなのに、両半島に挟まれて内海に近い三浦半島に警報が出ています。高波が千葉県と静岡県を避けながら神奈川県に向かっているのでしょうか?

それも考えにくいので、もしや波浪警報を発令する基準が地域によって違うのだろうかと思い、気象庁のホームページを見てみました。

気象庁のホームページから「知識・解説」→「気象警報・注意報」→「気象警報・注意報発表基準一覧表」と進むと各地方の基準を調べることができます。

そうすると波浪警報の基準として波の高さが示されています。

ほとんどの地域では外海が6メートル、湾内が3メートルとなっています(区分についてはっきり書かれているわけではありませんが)。

でも神奈川県を見てみると相模湾に面した地区では 5メートル、東京湾に面した地区では3メートルとなっています。

なぜ、相模湾の基準が3メートルでもなく6メートルでもなく、5メートルなのか?相模湾は外海なのか内海なのか?

詳しく調べていませんが、中間的な位置づけなのでしょうか?

また三浦半島も湾内の出っ張りなのか、外海に面しているのか、それも中途半端な位置づけなのでしょうか?

三浦半島は東側が東京湾、西側が相模湾に面しているので、出されている警報は相模湾側を念頭に入れていることになります。

また、三浦半島以外の各地の外海には警報が出ていないことからすると、太平洋側の外海の波の高さは5メートル以上6メートル未満という予想なのでしょう。

同じ相模湾でも三浦半島以外は注意報止まりです。ややこしいです。

警報・注意報については専門知識の分野で取り上げられているので、いずれもっと詳しく学んでいくつもりです。