雲は塩辛いのでしょうか?前回に引き続き塩から雲ができる仕組みを考えていきます。
エアロゾル、特に海水を素とする凝結核は雲粒を形成するのに最適だということを前回の記事で取り上げました。上記のイメージ図は海水から雲ができる過程を示したものです。順に説明します。
0.海があり、その上空には水蒸気があります。
1.波しぶきによって海水が空中に漂います。
2.海水の水分が蒸発して塩の塊となります。この塩粒(海塩粒子)が凝結核となります。
3.凝結核が空気中の水分を吸収して表面に水の膜を作ります。
4.さらに周りの水蒸気を吸収して大きくなり雲粒となります。
これで雲のできあがり・・・と言ったら怒られるかもしれません。
テキストを見るなら、いろんな単語とその説明がたくさん出てきます。
湿潤断熱変化、水蒸気圧、露点等々。
でも、とりあえずこれまで学んだことを次回記事にしますね。