名古屋市で観測史上最高の 40.3℃を記録しました(2018/08/03)。もともと暑いので有名ですが、名古屋も 40℃組の仲間入りです。
今日のCBCテレビ「ゴゴスマ」の中で気象予報士の根本美緒さんが今日の東海地方は暑さの質が違うと言っていました。
三種類の暑さ
根本さんの解説を私なりに解釈すると次のようになります。
まず今日の日本付近の天気図と風の流れを矢印で書いた図をご覧ください。
三色の矢印がありますが、これは3種類の質の違う風の流れを示しています。
暑い韓国
一番西側のピンクの矢印は台風12号の周りを流れる暖かく湿った空気の流れを示しています。
この風が朝鮮半島に猛烈な暑さをもたらしたようです。ソウルに近い江原道洪川(ホンチョン)では8月1日にの最高気温41.0度を記録し、これが観測史上1位となりました。ソウルでも39.6℃でした。
暑い名古屋
その東側の濃い赤の矢印は、南の高気圧から流れる暖かい空気の流れを示しています。
この風は瀬戸内海付近で右カーブして東に向きを変え、この風が東海地方周辺の山地を越えてフェーン現象を起こし、さらに暑い風になりました。加えて北の高気圧からは北風が入り、おそらくこれもフェーン現象を起こしたことでしょう。
東海地方では気温は高かったものの湿度は低く乾燥注意報も出ていました。雲一つない快晴だったようです。
暑い東京
一方、関東地方は東寄りの暖かく湿った空気が入り、猛暑にはなったものの雲も多く雷雨も起きています。
このように同じ猛暑でも気圧配置と場所によって微妙に質が違うことが分かります。というか根本さんがおっしゃっていました。
あと、非常に恐ろしい予想が・・
今週末、ポルトガルでは51℃まで気温が上がる予想が出ています。勿論、そうなったらヨーロッパ史上です。異常だ 😯