減速してやって来る ゆっくり台風13号

減速する台風

前回の台風12号とは違って台風13号は綺麗に右カーブする予報です。

ただ、転向点が近い!

通常台風は日本のはるか南海上で転向点を迎えて日本列島に近づく頃は南西から北東方向へと向かいます。

でも13号は関東に最接近する頃に転向点を迎えるそうです。それまでゆっくり減速しながら近づいて来ます。

減速する台風

どうしてこうなるか?何人かの気象予報士の方々が解説しています。今回はそのうち二つを私なりに解釈したものを書きます。

まず、上記の図をご覧ください。

13号は発生から一貫して北西方向に進路を定めていますが、その速度はゆっくりです。

現時点の予想では、関東に最接近する頃にはさらに速度を落とし、それから急激に向きを変え、北東方向へ進みます。

日本から離れるに連れ、だんだん速度を上げ、北海道の東へと進みます。

気を付けて急カーブ

台風がゆっくり近づくことについてTBSテレビ「とくダネ」の中で、気象予報士の天達武史(あまたつたけし)さんは、車がカーブに差し掛かると速度を落とすことに例えていました。

転向点とはそういうものですが、今回はずいぶん北に寄っているわけですね。

今年は当初から太平洋高気圧が北に偏っていますが、そのせいでしょうか?

減速する台風

東西高気圧から逆向きの風

さらにTBSテレビ「ひるおび」の中では気象予報士の森朗さんが別の観点から説明していました。

上記の図にあるように現在太平洋高気圧は東西に分かれています。

東にある本体の太平洋高気圧からは南東から北西へと風が吹いています。台風13号はこの風に乗って日本に向け北西へとゆっくり進んで来ました。

一方、本体から分かれた西の太平洋高気圧からは北寄りの風が吹いています。13号は日本に近づくにつれ、この風の影響を受けるようになります。

丁度関東に接近した頃、13号は東の高気圧からの南風、西の高気圧からの北風と反対方向の風に阻まれた形になります。

そのため速度が遅くなるという理屈です。

台風自身の反時計回りの風と東西の高気圧からの風の向きが同じため、台風はそこでくるくる回ります。というか森さんが台風の模型を手でくるくる回していました。

それでも東の高気圧の方がやや強いのと西の高気圧の張り出しが弱くなるのとで、13号はゆっくりながらも北に進み、東の太平洋高気圧の縁に沿って北東へと進みます。

西の高気圧からの北風の影響から抜けると転向点を過ぎた13号は本来のスピードを取り戻し、やがて偏西風の影響を受けてスピードを上げ日本から離れて行きます。

なんだかんだ言っても13号は親分の方の太平洋高気圧に沿って進む素直な台風なんですね。

寒冷渦の周りを回って常識破りの動きをした、先の12号とは違います。

森さんにお株をとられた天達さん?

また天達さんは台風の速度が遅いために雨が多く降ることを漏斗を使って説明していました。

漏斗を台風に、漏斗の中の青い粉を雨に見立てて、それを振って粉を落としながら、台風の速度が遅くなると青い粉がたくさん落ちることで雨が多くなるという実験(?)でした。

それを受けて司会の小倉 智昭さんは「こういう諸芸はかつては天達の得意芸だったんですが、最近ちょっと森君にやられてますね」と突っ込んでました。

そうだったんだ 😮 

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