地球放射と温室効果

今や防犯カメラは宇宙にもあるそうで...?

確かに気象衛星には暗視カメラが積んであります。赤外線を”見る“ためです。

3-5.地球放射

前回の記事で太陽放射について考えましたが、今回は地球放射を取り上げます。

太陽放射には紫外線、赤外線、可視光線など様々な波長の電磁波が含まれていますが、地球放射は赤外線オンリーです。

赤外線の多くは大気中の水蒸気(H2O)や二酸化炭素(CO2)によって吸収されてしまいます。そのことを上記の図は示しています。

それでも一部は、つまり8~12μ(ミュー)の波長の赤外線は吸収されずに宇宙へと出て行きます。この波長域を「窓領域」「大気の窓」等と表現します。

気象衛星が捉えるのは、この窓領域の赤外線です。

3-6.温室効果

水蒸気、二酸化炭素、その他の気体が地球放射のエネルギー吸収することによりエネルギーがこもり気温が上昇することを「温室効果」と言います。

ちょうど布団をかけると体温がこもって暖かい、そんなイメージです。布団がないと体温がどんどん逃げて行って風邪を引きます。

そして温室効果を引き起こす気体を「温室効果ガス」と言います。

温室効果なるものがなければ地球の平均気温は -18℃ になるそうで、きついですね。

実際は温室効果があることで平均気温は 15℃ となっています。

温室効果様様ですが、近年二酸化炭素が急増して温室効果が強まり、地球の気温が上昇していることはよく知られています。スーパー台風の発生や北極海の氷が小さくなっていることなども関係しているのかも知れません。