推計気象分布

うちの近くには気象台もアメダスもない。でも、今の天気や気温を知りたい。

そんな時に役立つのが推計気象分布です。気象庁のホームページに載っています。

1.推計気象分布とは

推計気象分布が何なのか、気象庁のホームページには次のような説明があります。

『「推計気象分布」は、アメダスや気象衛星の観測データ等をもとに天気・気温・日照時間のきめ細かな分布を算出し、視覚的に把握できる情報です。 こちらを利用することで、アメダスなどの観測所のない場所の状況も把握できます。

なお、観測所を含むメッシュの値は、そこでの観測データとは必ずしも一致しません。面的な広がりに着目してご利用ください。』

下は気象庁のホームページに例として載せられているものです。

では、冒頭(下にもあります)の表を用いて概要を説明します。

2.各内容に共通する事項

◎ 更新頻度・・1時間毎

◎ メッシュ・・1km四方

3.天気

◇ 種類・・晴れ・くもり・雨・雨または雪・雪 の5種類

◇ 判別方法

 ◎ 気象衛星・・晴れかくもりかを判別

 ◎ 解析雨量・・降水の有無を判断

 ◎ 推計気象分布の気温の分布・・雨か雪の判別

 ◎ 局地モデル・・相対湿度による雨か雪の判別

4.気温

◇ 単位 0.5℃毎

◇ 算出方法

 ◎ アメダスの気温観測値

 ◎ 数値予報の局地モデルによる気温分布

◇  標高による違いを考慮している

5.日照時間

◇ 前1時間の日照時間

◇ 単位 0.2時間毎

◇ 気象衛星による雲データに基づき推計

以上、ごく簡単に概要を扱いました。