温度風の考え方3 気圧分布と温度分布

温度風 気圧分布と温度分布

温度風はなぜ「温度」の「風」と書くのか その訳と温度風の成立ちについて順次考えてみます。

下層の地衡風と上空の地衡風とで向きや強さが違う時、そこには温度が関係します。

地衡風の向きと強さは気圧分布(気圧配置)によって決まります。

そして下層の地衡風と上層の地衡風とで向きと強さの差(ベクトルの差)があるとき、その差を生じさせる隠れた力が温度風と言えるかもしれません。

言葉の説明ではよく分からないので、イメージ図で説明します。

1.下層の地衡風(気圧分布だけ)

下層(例えば700hPa面)において気圧の高低があると地衡風が吹きます。

次の図 No.1-1 を見てください。

この場合、気温はどこも同じと仮定します。

温度風 気圧分布だけ

数字は実際の数値ではなく高度の高低を表現するための便宜的なものと見てください。数字が大きい方が気圧が高いとします。高層天気図ですから高度で表します。

等高度線は北西から南東へと伸びています。

2.温度分布だけ考える

◆ 今度は同じ場所において、気圧はどこも同じと仮定して気温のみ高低があるとします。

温度風 温度分布だけ

数字が大きいほど温度が高いとします。等温線は南西から北東へと伸びています。

気温は南東側が高く北西側が低くなっています。

◆ 次に上の図に高度(=気圧を表現している)の数字を書き足します。気圧はどこも同じと仮定しているので、どの温度においても数字は1とします。

温度風 温度分布

これは見たままですね。

3.気圧分布と等温線

再び1.に載せた図 No.1-1 を見てください。

◆ この図に No.2-1 の等温線を書き加えます。温度の数字はまだ入れません。

温度風 気圧分布と等温線

等高度線と等温線に囲まれた格子のそれぞれに高度の数字を入れてあります。

アルファベットの意味は次の通りです。

H:高圧側 L:低圧側

W:高温側 C:低温側

◆ 目が慣れたところで、今度は No.2-1 の温度の数字もそれぞれの格子に記入します。

温度風 気圧分布と温度分布

これが下層における気圧分布(気圧配置)と温度分布のイメージ図です。

では下層から上層へはどのような変化があり、地衡風のベクトルが変化していくのでしょうか?長くなりましたのでこの辺りで・・(昨夜は台風24号の暴風をずっと眺めていて疲れたので・・)また今度

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