今年の猛暑でよく耳にするのが「チベット高気圧」ですね。
それとセットになって出てくるのが「上空の高いところの」という説明。
なぜ高いところ?チベット高原が高いから?
今日(2018/07/20) のTBSテレビ「ひるおび」の中で気象予報士の森朗さんがそのことに、ちょこっと触れていました。「ちょこっと」というのは森さんが解説したがっていたことは、チベット高気圧についてというよりは気象庁の1か月予報に関連したことだったからです。
1か月予報でホットする?
昨日(2018/07/19) 気象庁が発表した1か月予報の気温について見ると、次のような傾向が予想されています。多くの地方で平年より気温が高い確率が
1週目 70%以上
2週目 60%以上
3~4週目(8月4日から17日) 40%以上
これまでの猛暑は8月4日頃になるとおさまってくるというのが気象庁の見方のようですね。と言っても真夏で(おそらく)平年よりやや高いわけですから、やっぱり暑いはず 😳
乗っかる上昇気流
森さんは気象庁の見立てを次のように解説していました。
●太平洋からインド洋にかけて海水温が高いため、その地域で勢いのある雲ができる。
●太平洋(フィリピンの東海上)の活発な雲の上昇気流が太平洋高気圧の上空で下降気流となって高気圧を強める。
●南シナ海の活発な雲とインド洋の活発な雲の上昇気流がヒマラヤ山脈、チベット高原に移動する。
●太平洋と違ってチベット高原は標高が高いので、上昇気流は吹き下ろすのではなく、乗っかるような形になる。
●地上が高いのでチベット高気圧は高い上空にできる。
●勢いのある雲からの気流がチベット高気圧を強める。
そして8月
●8月にはいると太平洋からインド洋にかけての雲の勢いが弱くなる。
●そのため太平洋高気圧とチベット高気圧の勢力が弱まる。
●猛暑が落ち着く
以上が気象庁の見立てを森さんが解説した内容です(と私は受け取りました)。
森さんの見立てはまたちょっと違っているようで・・
さてどうなるか いずれ分かるでしょう。