台風5号は昨日(2017/08/07)の予想では北アルプス辺りを中心とする予報円に進むはずでした。
でも台風は高い山地に向かって進むことは考えられない、だから円の中心に行くことは考えられない、そう気象予報士の森朗さんは番組の中で言っていました。
そして実際にそうなりました。高い山を避けました。
上の図は気象庁の8月8日の進路予想図を加工したものですが、今回考慮するのは昨日の進路予想です。
昨日の段階で5号は(予報円の中心に行くとすれば)北アルプス当たりに向かうと予想されていました。
しかし森さんはTBS「ひるおび」の中で、台風は高い山を避ける、したがって予報円の中心ではなく、円の北側の日本海方面に進むか、または南側の関東南部方面に進むかどちらかだろう、という内容のことを言っていました。
実際はというと北側を進み能登半島の東海上に進みました。
図の赤い線が予報円の中心に向かった場合の進路、水色の線は予報円の南側を進んだ場合の進路を示しています。
予報円の北側を進む場合の線は実際の進路と重なり見づらくなるので描いていません。
高い山脈、山地は緑色で示しました。
紫の線が実際に台風が進んだ経路です。昨日の予報円の北側を通りました。
やはり台風は山が嫌いなようです。
森さんは去年だと思いますが、台風が陸地を避けて陸地と並行して海上を進むことがよくあるという内容のことを言って、そのメカニズムについても解説していました。
時間があれば、そのことも記事にしたいと思います。