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南関東で雷雲

最近の天気予報は本当によく当たります!

今朝 (2017/07/18) のNHKの予報では特に南関東で雷雲が発達するとの予報。

そして気象予報士の平井さんはその仕組みについても解説していました。

稚拙な絵で申し訳ないですが、その解説を基に簡単に説明します。

その前に、関東地方にお住まいでない方のために少し解説しますが、関東の夏は北関東でよく雷雲が発達します。

夏は太平洋高気圧から湿った南風が吹き、それが関東北部や西部の山脈にぶつかって上昇気流が生じます。

加えて日中は内陸部の方が気温の上昇が激しいので、内陸の北関東で特に雷雲が発達します。

それに比べて神奈川や千葉のような南関東では(北関東に比べると)雷雨は少ないです。

でも今日は南関東でも大気の状態が不安定になり雷雨の可能性が大きいと、朝から各局TVで報じていました。

平井さんによる解説を私なりに解釈して説明します。

1.地上に近い所では(ここのところの猛暑により)暖かい空気が溜まっている。

2.上空では北から寒気が流れてきている。

 ⇒ 大気の状態が不安定になる。さらに、

3.鹿島灘(関東の東海上)から東または北東の風が吹く。

4.相模湾(関東の南海上)から南または南西の風が吹く。

5.二つの方向からの風がぶつかって上昇気流が生じる。つまり、

 ⇒ 大気の不安定な状態 + 上昇気流 ⇒ 雷雲の発達

となります。

このような解説だったと記憶しています。

そして実際、今日の午後は東京西部や神奈川の湘南地方で急速に積乱雲が発達しました。

梅雨明け前の最後の雷でしょうか。今年の梅雨は線状降水帯による豪雨や猛暑など落ち着かないですね。