旋衡風つまり竜巻(気圧傾度力+遠心力)

大気の力学と運動 旋衡風

竜巻は低気圧というには小さすぎる現象ですが、その風速と破壊力は凄まじいものです。

この風は何の風?

竜巻発生のメカニズムはまたの機会にするとして、今 取り上げている、力のバランスと風の種類の中でどの位置に当たるのか取り上げていきます。

まずは「~力と~風」の図をご覧ください。

下の方に気圧傾度力と遠心力が重なったところ(青い楕円形)に旋衡風があります。

塵旋風とは主に竜巻のことです。

この図では竜巻などの旋衡風においては気圧傾度力と遠心力がバランスの取れた状態になっていることが示されています。

コリオリ力は? 無視します。

なぜなら、竜巻の水平スケールは極めて小さく、直径は数十mから1kmくらいしかないからです。

以前アップした「大気の運動 大まとめ」の図を見てください。

稚拙な絵ですが、(どれが竜巻か分かりますか?左の方にあります)竜巻が水平スケールも時間スケールもとても小さい気象現象であることが分かります。

ですから、地球の自転によって生じるコリオリの力は竜巻においては影響しません

ちなみに旋衡風は北半球ではほとんどが反時計回りの低気圧性循環の風ですが、一部 時計回りのものもあるそうです。

コリオリの力が無視できるなら、どうして反時計回りになるのでしょう?時間があったら調べたいです。

また、学校の校庭などで時々見かける砂ぼこりは「塵旋風」(つむじ風)といいます。

こちらは直径、高さとも数mから数十mのスケールです。上空が晴れていなければミニ竜巻のように見えなくもないですね。

次回はまたややこしい地上風について取り上げます。