これまで雲の発生について考察してきましたが、上昇気流やら断熱膨張やらすべて鉛直方向で現象をとらえてきました。
ここで大気が地上から宇宙までどういう構造になっているのかを考えていきたいと思います。
それをごく簡単に表現したものが上記のイメージ図です。
上記の区分は 気温の高度分布 の特徴に基づいています。
図の黄色の線が気温を表していて右に行くほど高くなっています。非常に簡略して描いてありますので、温度表示は示していません。まずは直感から記憶するということなんです。
また、それぞれの圏界面の高度についてはテキストによって多少違います。また緯度によっても違ってきます。
気象現象のほとんどは対流圏の中で起きるのですが、対流圏の外側の状態もある程度気象に係わってくるようです。
その辺りはおいおい出てくるようですね。
まずは全体のイメージを掴んだ上で気象現象との関わりを調べていきます。